未経験だけれど介護の世界で働きたいと考えているなら、研修などをしっかり行うところを選ぶのも一案です。わからないことがあったときにすぐに質問できるところや、納得できるまでじっくり教えてくれるところなら、スキルを身につけやすく働きやすいです。特に基本的な介護を学びたいなら、介護施設の中でも特別養護老人ホームが安心です。特別養護老人ホームは原則要介護3以上の高齢者が入所している施設で、寝たきりや重度の認知症の人も多く入所しています。要介護3は移動や衣服の着脱、および排せつなどを一人でできない状態や、認知機能が低下している状態のことです。介護度と仕事内容の基本的な情報や関連性はこちら介護WORKアカデミアにも掲載されているので確認しておきましょう。

特別養護老人ホームの仕事内容は、食事や入浴、排せつの介助です。また、トイレへ自分で行ける人をトイレに誘導することや、脳の活性化などのためのレクリエーションをサポートするなど、24時間体制で生活を支えることになります。未経験者が介護の世界に入って、基本的な仕事内容を覚えるために大切な業務をすべて行えるとあって、すすめている人は少なくありません。日勤、夜勤、早番、遅番と時間帯が不規則となることは事実ですが、ケアマネージャーや介護福祉士などの資格を持つ人が大勢いるため、わからないことを質問しやすいです。特別養護老人ホームでしっかり基本を身に着けていれば、資格を取ってスキルアップすることや、転職して他の介護施設で働くことも容易となります。そのため、未経験者におすすめとされています。